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2010.08.13 Friday  | - | - | 

火吹山の魔法使い(扶桑社版) 10

また扉かなんかがあるかなと思いつつ進んでみたが、そんなこともなかった。
誰かに襲われたりとか、変な罠に引っかからなかったのはラッキーかもな。
道は北へと曲がっている。そこには何故か木のベンチが置いてあり、「疲れし旅人よ ここにて憩え」なんて書いてある。
おいおい。
旅人が訪れること前提かよ? ここの主は何考えてるんだ?
それとも、このくらい俺は寛大だぞって言ってんのか?
わかんねえなあ。
まあ、ベンチは休むのにはちょうどよさそうだし、ちょっと座って休憩するのもいいかもしれない。
腹は減ってないが、連続して戦闘したからな。


ん……?
座ってすぐに、俺は異変に気がついた。
なんだか身体に力がみなぎるようだ。さっきの戦闘での疲れもとれてる。これって、座っただけで元気になるって魔法がかかっているってことだよな。
ここの魔法使いってのは、やっぱり変だ。それとも、これは配下のもの専用か、訪ねてきた客専用か?
そうとでも考えなきゃ、理解できないぜ。


ま、元気になったことだし、先へ進むか。
しばらく進むと道は、またもや東と西へ別れていた。
ここから先は結構道が複雑なのかもしれない。東に向かってすぐに三叉路に付きあたったしな。
さらに北へ進むと、がっしりとした扉の前に出た。
何の物音もしなかったんで、俺は慎重に扉を開いてみた。
が、誰もいないと思ったのは間違いだったらしいl。
部屋の中を確かめようとしたとき、まるで待ち構えていたかのように、後ろから叫び声が聞こえたからだ。
振り返ると、そこには斧を振りかざした蛮人がいた。
慌てて、俺は蛮族の攻撃をかわすために剣を構えた。



また戦闘だ。
やれやれだな。
今回の相手は蛮人。
技術点;7点、体力点:6点。
俺はさっきの木のベンチで力を取り戻したから、技術点:10点、体力点;23点だ。



ちょっとサイコロの目が悪くて手傷をおっちまったが、勝つことはできた。
部屋の中にはたいしたものはなかった。
木槌が1本と、先端のとがった木の棒が5本ほど見つかったくらいだな。何かの役に立つかもしれないし、持っていくことにしよう。


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2006.02.09 Thursday 15:48 | comments(1) | trackbacks(0) | 
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